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# 開発環境のセットアップ方法
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開発環境としては、 Xilinx 社が提供している、Vivado を用います。このページでは Ubuntu 20.04 に Vivado 2020.2 をインストールする手順を説明します。
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開発環境としては、 Xilinx 社(1)が提供している、Vivado を用います。このページでは Ubuntu 20.04 に Vivado 2020.2 をインストールする手順を説明します。
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## Xilinx アカウントの登録
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... | ... | @@ -10,12 +10,12 @@ |
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4. 登録したメールアドレスに届くメールの指示に従ってください。
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追記(2019)\
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vivado 2019からアカウントに必要な情報が増えたので, 一度ログインしてから入力してください.\
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vivado 2019からアカウントに必要な情報(2)が増えたので, 一度ログインしてから入力してください.\
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("Company Name"、"Address 1"、"City"、"State"、"Zip Code"、"Job Function"、"Primary Market")
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追記(2024)\
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Xilinx社はAMD社に買収されたため、現在はAMDのページになっています。\
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アカウント情報の記入の例
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(1) Xilinx社はAMD社に買収されたため、現在はAMDのページになっています。\
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(2) アカウント情報の記入の例
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Company Name: the University of Tokyo
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Address1: 7-3-1, Hongo
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... | ... | @@ -24,20 +24,19 @@ City: Bunkyo |
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Job Function: Student
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```
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## Vivado をインストールする
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以下の作業では容量の大きなファイルのダウンロード・展開を行います。作業前にストレージに十分な空き容量(最低でも80GB程度)を確保したうえで、容量無制限のインターネット回線に接続してください。
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1. [Xilinx 社の Vivado の旧バージョンの配布ページ](https://japan.xilinx.com/support/download/index.html/content/xilinx/ja/downloadNav/vivado-design-tools/archive.html)で「2020.2」を選択し「ザイリンクス統合インストーラー 2020.2: Linux 用自己解凍型ウェブ インストーラー」をダウンロードします。これより新しいバージョンの Vivado は必要なストレージ容量が大きくなっており、学科 PC にインストールできないおそれがあるので、バージョン 2020.2 をダウンロードしてください。
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1. [Xilinx 社の Vivado の旧バージョンの配布ページ](https://japan.xilinx.com/support/download/index.html/content/xilinx/ja/downloadNav/vivado-design-tools/archive.html)で「2022.2」を選択し「ザイリンクス統合インストーラー 2022.2: Linux 用自己解凍型ウェブ インストーラー」をダウンロードします。これより新しいバージョンの Vivado は必要なストレージ容量が大きくなっており、学科 PC にインストールできないおそれがあるので、バージョン 2022.2 をダウンロードしてください。
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2. 端末を開き、コピーしたディレクトリに移動後、以下のコマンドを入力します(`$`はプロンプトを表している文字であり、入力の必要はありません)。
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```bash
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$ sudo chmod u+x ./Xilinx_Unified_2020.2_1118_1232_Lin64.bin
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$ sudo ./Xilinx_Unified_2020.2_1118_1232_Lin64.bin
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$ sudo chmod u+x ./Xilinx_Unified_2022.2_1014_8888_Lin64.bin
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$ sudo ./Xilinx_Unified_2022.2_1014_8888_Lin64.bin
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```
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3. インストーラが起動しますので、`Next >`を押します。
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... | ... | @@ -45,36 +44,36 @@ $ sudo ./Xilinx_Unified_2020.2_1118_1232_Lin64.bin |
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4. 登録したアカウントのメールアドレスとパスワードを入力します。`Download and Install Now`が選択されていることを確認し、`Next >`を押します。
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5. `Vivado`を選択して、`Next >`を押します。
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6. 無償版である、`Vivado HL WebPACK`を選択して、`Next >`を押します。
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6. 無償版である、`Vivado ML Standard`を選択して、`Next >`を押します。
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7. 上記画像のような設定になっていることを確認して、`Next >`を押します。左下に表示されている、Disk Space Requiredの値が確保できないようであれば、`Devices→Production Devices→SoCs`、`UltraScale`、`UltraScale+`のチェックを外してください。それでも無理な場合は、TAに相談してください。
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8. 各種ライセンス条項を確認し、問題がなければ同意し、`Next >`を押します。
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9. 上記画像のような設定になっていることを確認して、`Next >`を押します。
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10. ディレクトリが存在しないと言われることがありますが、作ってもらいます。`Yes`を選択します。
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11. 画像のようなインストール内容になっていることを確認して、`Install`を押します。
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12. インストールには時間がかかります。画像や動画を眺めながら待ちましょう。RISC-Vについて調べるのもよいでしょう。
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13. 数十分待ち、以上のような画面が出れば、インストールは完了です。
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... | ... | @@ -83,13 +82,13 @@ $ sudo ./Xilinx_Unified_2020.2_1118_1232_Lin64.bin |
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1. インストールが終わったら、ホームディレクトリの`.bashrc`等を開き、以下の一行を追記します。
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```bash
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source /tools/Xilinx/Vivado/2020.2/settings64.sh
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source /tools/Xilinx/Vivado/2022.2/settings64.sh
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```
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2. ターミナル上で以下のコマンドを入力し、FPGA との通信に必要な USB ドライバをインストールします。
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```bash
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$ cd /tools/Xilinx/Vivado/2020.2/data/xicom/cable_drivers/lin64/install_script/install_drivers
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$ cd /tools/Xilinx/Vivado/2022.2/data/xicom/cable_drivers/lin64/install_script/install_drivers
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$ sudo ./install_drivers
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```
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... | ... | @@ -100,7 +99,7 @@ $ source ~/.bashrc |
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$ vivado &
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```
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4. もし`application-specific initialization failed: couldn't load file "librdi_commontasks.so": libtinfo.so.5: cannot open shared object file: No such file or directory`と表示されて Vivado ウィンドウが立ち上がらない場合は、[必要なライブラリがインストールされていません](https://support.xilinx.com/s/article/76585?language=ja)。以下のコマンドでライブラリをインストールしたのち、再度 Vivado ウィンドウを立ち上げてください。
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